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日中戦争(昭和15/1940)
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作詞 佐藤惣之助  
作曲 上原げんと

緑の光よ黄昏よ  
呼べば来る花籠下げて
純な瞳よ南京娘  
花はいかが嬉しい花
楽しい花揺れて仄かに  
涙ぐむよな花の命よ

流れの面舫よ夕月よ  
水に散る宴の夢に
濡れるまつ毛よ南京娘
花はいかが優しい花
悲しい花白いジャスミン  
すすり泣くよな花の心よ

乙女の匂いよ茉莉花よ  
空に照る黄金の星に
何を囁く南京娘  
花はいかが愛しい花
貴方の花雨も降らぬに  
ほろり散るよな花の姿よ
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作詞 佐藤惣之助
作曲 服部逸郎

花の歌舞伎の子と生まれ
眉を染めたも昨日まで
今日は戦地で銃を執る
若い心の凛々しさよ
凛々しさよ

弾丸の響きを合いの手に
進む決死の突撃は
慣れた芝居じゃないけども
今ぞ誉れの初舞台
初舞台

遠いあの世のお父様
誉めて下さいこの業を
天皇陛下万歳と
叫ぶ私の幕切れを
幕切れを
作詞 西条八十
作曲 服部良一

君が御胸に抱かれて聴くは 
夢の船歌恋の唄 
水の蘇州の花散る春を 
惜しむか柳がすすり泣く

花を浮かべて流れる水の 
明日の行方は知らねども 
今宵映した二人の姿 
消えてくれるないつまでも

髪に飾ろか口付けしよか 
君が手折りし桃の花 
涙ぐむよな朧の月に 
鐘が鳴ります寒山寺
作詞 西條八十  
作曲 古賀政男

花の北京の灯点し頃を
私ゃ夢みる支那娘
芙蓉散れ散れ君待つ窓に
花は九つ
花は九つ願いは一つ

紅い睡蓮優しく揺れて
君が黒髪風薫る
愛の小船に夢みる二人
波よ運べよ
波よ運べよ幸住む国へ

君は日の本桜の男子
我は古里百合の花
花は違えど想いは一つ
待つは亜細亜の
待つは亜細亜の花咲く朝
作詞 西條八十
作曲 古賀政男

喜び溢れる歌声に
輝け荒野の黄金雲
夜明けださあ夜明けだ大陸に
湧き立つ我等の建設の歌

あの山この谷勇ましく
血潮を流した兄弟よ
今こそさあ微笑め聴いてくれ
我等の勝鬨建設の歌

日本男児と生まれたら
この肉この骨大陸に
埋めよとさあ言われた亡き母の
瞳が輝く暁の星

砂漠の野菊の朝露に
きらめき拓ける愛の道
光はさあ昇るよ東から
世界に轟け建設の歌
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