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日中戦争(昭和15/1940)
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作詞 石松秋二
作曲 鈴木哲夫

思い出します雪解け頃の
春の満州になる度に
彩英クーニャンチャムスの奥で
一人寂しく咲いた花

遠い新京に旅立つ朝を
チャムス駅まで行きましょと
彩英馬車に鞭振りながら
一人寂しく泣いていた

その後別れて便りもせずに
花も二度咲く三度咲く
彩英お嫁に行ったでしょうか
一人寂しく目に浮かぶ
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作詞 久保田宵二
作曲 仁木他喜雄

娘心にいそいそと
待てば来る来るニャンニャン祭り
李さん楊さん行きましょね
柳芽を吹く並木路
春の馬車の鈴が鳴る

花の衣装でうきうきと
待てば来る来るニャンニャン祭り
李さん楊さん行きましょね
月の窓辺で今日も見る
可愛い真珠の首飾り

かける願いもそわそわと
待てば来る来るニャンニャン祭り
李さん楊さん行きましょね
胸に手を当て寝る夜の
夢は桃咲く花の春
作詞 石松秋二
作曲 能代八郎

大陸を西へ東へ十余年
月日重ねて流離えど
忘れられない日本よ
どこで吹くやら祖国の喇叭
浮かぶ涙に聞き惚れる

故郷の父と母との面影も
忘れがちなるこの頃を
忘れられない日本よ
指で日の丸氷に描いて
浮かぶ涙に伏し拝む

日本の俺も男だこの度の
戦大事と聞かされて
君に忠義の血が躍る
海を隔てて千里の果てに
大和魂が泣いとるぞ
作詞 吉川静夫
作曲 佐藤長助

胸に日の丸抱き締めて
熱い感謝の万歳を
叫んで送る兵隊さん
ああ我等は軍都の乙女

国の御為に戦線へ
門出なされるその勇士
ただ有難う兵隊さん
ああ我等は軍都の乙女

朝な夕なの御奮闘
遠いあの空偲びつつ
お祈りします兵隊さん
ああ我等は軍都の乙女

乙女心に胸迫り
慣れた軍歌も途切れがち
涙で送る兵隊さん
ああ我等は軍都の乙女
作詞 佐藤惣之助
作曲古賀政男

戦い勝って戦場の
草踏みしだき帰る道
ああ足元に見つけたる
友が血染めの戦闘帽

思わずはっと拾い上げ
両手にしっかり抱き締めて
貴様一人を死なせぬぞ
明日には必ず俺もやる

流れる涙血と燃えて
指で数える弾丸の痕
一二三つ四つ六つ七つ
御覧下さい部隊長

万一国に帰る時
君の妹や母さんに
今日の激戦話したら
嬉し涙で誉めるだろ

ああ戦友よ眠れかし
ここに屍は埋むとも
日本男児の誠心は
これぞ血染めの戦闘帽
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